2021年6月にフィリピンで結婚ビザ、いわゆる13aビザを取得しましたので、備忘録としてブログに申請から取得までについてを残しておきます。
これからフィリピンにて結婚ビザの申し込みを考えている方やその他のビザについても共通する部分は多いと思いますので、これからフィリピンでビザ申請を考えている方の参考になればと思います。
あくまで2021年6月時点での話ですので、参考程度にしてください。
というのも、フィリピンはルールがコロコロ変わる国ですので、僕がビザを取得した方法が通用しない可能性もあります。
ビザ申請は代行業者に頼むという方法もありますが、十何万も手数料を払うほど大変ではないので自分でされることをおススメします。
ちなみにビザ申請は、イミグレ本局で行いました。
13aビザ(結婚ビザ)申請に必要な書類
まずは、ビザ申請に必要な書類集めをする必要があります。
僕が準備した申請書類は、
- 配偶者と連名の嘆願書(Joint letter)
- 申請書(Application form)2通
- チェックリスト
- 婚姻証明書(Marriage Certificate)
- フィリピン人配偶者の出生証明書(Birth Certificate)
- パスポートの写真ページと直近入国日のスタンプがあるページの写し(Copy of Passport)
- NBIクリアランス(NBI Clearance)
この他にBIクリアランス、メディカルクリアランスという書類が必要といわれていますが、日本人は必要ないようです。
僕は準備しませんでしたが、結果必要ありませんでした。
配偶者と連名の嘆願書は、申請当日にイミグレーション本局の横に公証人事務所で作成すればOKです。
イミグレーション本局を正面に右手に行けば、公証人事務所があり1通500ペソで作成してくれます。
申請書とチャックリストはイミグレーションのホームページサイトからダウンロードし、プリントしておきましょう。
婚姻証明書、フィリピン人配偶者の出生証明書は、パートナーに準備してもらいましょう。
パスポートのコピーは余分にしておくといいかもしれません。
万が一忘れてもイミグレーション本局内でコピーすることはできます。(有料です)
NBIクリアランスは自分でNBIで申請して取得する必要があります。
これがちょっと厄介なので次章で詳しく説明します。
NBIクリアランスを取得しよう
ビザ申請書類の中で厄介なのでNBIクリアランスという書類です。
これはマニラのNBI本局で申請し、取得しに行く必要があります。
NBIクリアランスの申請はオンラインでのみ受け付けられています。
そのオンラインの申し込みが混雑しており、情報が更新される深夜12時になると同時に予約が埋まるほどです。
実際に僕もオンライン予約し始めて3日目で予約することができ、予約日は1か月後でした。
NBIクリアランスの書類を取得するために1ヵ月必要で、取得後でないとビザ申請ができないということを計算しておきましょう。
NBIクリアランスの申し込みが終われば、配布日を指定されますので受け取りに行きましょう。
NBIクリアランスを取得するだけで2回もNBI本局に行かなくては行けませんでした。
ちなみに当日は外まで長蛇の列で待ち時間が凄かったです。
トータル4時間かかりました。。。
過去のブログ等を拝見していると、昔は時間があまりかからなかったようです。
今はコロナ禍ということもありとてつもなく時間がかかっているようです。
ビザ申請のオンライン予約をしよう
イミグレーションでのビザ申請についてもオンライン予約をする必要があります。
こちらも1か月以上先まで予約が埋まっていましたので、注意しておきましょう。
おススメはNBIクリアランスのオンライン予約が完了したあとに、イミグレーションのビザ申請のオンライン予約をすることです。
そうすれば時間を無駄にする必要なくスムーズに進めることができます。
目安としては、NBIクリアランスの申請日から10日後以降にビザ申請の予約をするといいと思います。
書類を揃えたらいざビザ申請
結婚ビザ(13aビザ)の申請に必要な書類を集め、イミグレーションのオンライン予約が完了したらあとは書類を提出するだけです。
ここからは、申請書類を提出する当日の流れについて説明します。
申請書類のチェック
イミグレーションに到着し、ジョイントレターを作成したらイミグレーションの中に入りましょう。
正面入り口入ってすぐにPublic Informationがあるのでそこで書類を提出し、中身の書類チェックを受けます。
書類のチェックは2回行われ、1回目が終わればイミグレ担当官による書類チェックが行われます。
書類に問題がなければ次に行くカウンターを説明されます。
このとき、フィリピン人配偶者についての質問用紙が渡されるので回答をする必要があります。
内容は、フィリピン人配偶者と出会ったのがいつ、どこで出会ったのかやフィリピンでどうやって生活するのかといった内容でした。
これは後にわかったことなのですが、新型コロナウイルスの影響で、通常であれば行われていた面接が行われずにこの質問書が面接の代わりになっているようです。
実際に面接は行われることはありませんでした。
書類の提出と支払い
書類のチェック後に言われたカウンターで書類を提出します。
以降は次にいくカウンターを指示されるので、書類を提出して、ビザ申請に必要なお金をお支払いしていくだけです。
お金の支払い後は領収書を渡されるので絶対になくさないようにしましょう。
支払い後は受領カウンターで領収書を見せて、2階で待つように指示されました。
2階で何をしていたのか不明ですが、40分ほど待っていると名前が呼ばれ、次に行くカウンターを指示されます。
ここまでで約2時間ほどかかりました。
実際は途中の昼休憩があったので3時間です。。。
顔写真撮影と指紋採取
書類の提出とビザ申請費用の支払いが終わった後は、顔写真の撮影と指紋採取が行われました。
顔写真はACR-Iカードに記載される顔写真です。
ここまででビザ申請書類提出は全て完了です。
2週間ほどでイミグレーションのホームページ上に名前が載るので、名前が載ったのを確認したら再度イミグレーションに来るように指示されます。
ビザ承認後のパスポート提出
2週間ほどでイミグレーションのホームページに名前が載るということでしたが、実際には1ヵ月半後でした。
まぁ、そのへんはフィリピンらしいなという感じでしょうか。
実はイミグレーションに入るためには再度オンライン予約が必要なのですが、そうすればまた1か月以上待つことになります。
僕は、とりあえずオンライン予約なしで行ってみることにしました。
ガードにオンライン予約について聞かれましたが、パスポートの受け取りに来ただけだと言ってみたらすんなり入れましたw
指示されたカウンターに行き、パスポートを提出するだけです。
このときにパスポートの返却日とACR-Iカードの配布日を伝えられます。
僕の場合は2日後でした。
パスポートとACR-Iカード受け取り
指定された日時にイミグレーションを訪れ、無事にスタンプの推されたパスポートとACR-Iカードを受領しました。
パスポートのスタンプやACR-Iカードに間違いがないかしっかりチェックしておきましょう。
ちなみにこの日もオンライン予約をせずにイミグレーションに入りました。
オンライン予約の意味があるのか?とも思いましたが、そのへんはフィリピンだなと思います。
結婚ビザの申請から受領まで、トータルで3回イミグレーションに通うことになりました。
今回の結婚ビザ(13a)は有効期限が1年間の仮ビザといわれるビザで、1年後に更新する必要があります。
1年後に更新すれば、次回以降は5年ごとの更新になります。
ビザ申請におけるネット上の情報との変更点等
ここでは結婚ビザ(13a)申請から受領までについて、インターネット上にある情報と比べて変更している点などについてまとめています。
- 申請にはオンライン予約が必要
- 面接なし
大きく2つの変更点がありました。
もう少しいうと、フィリピン人配偶者はイミグレーションの中に入れないということでしたが、うちの場合は普通に入れました。
ビザ申請におススメ
僕が実際にビザ申請を行った結果で感じたおススメなことをお伝えします。
- 朝9時前にはイミグレーションに行く
- イミグレーションの担当官とは仲良く
これはイミグレーションだけでなく、NBIでも同じなのですが、朝一に行くと比較的人が混んでいないのでおススメです。
また、担当官と仲良くしていれば、何かあったときに優しくしてくれる可能性があります。
実際に仕事の態度や長時間待たされるのでイライラすることもあるかもしれませんが、イミグレーションなどの役所の担当官に怒ってもいいことは1つもありません。
怒ってしまって万が一不利になってしまうより、フレンドリーにしておいた方が物事がうまく進む可能性があがります。
フィリピンでの結婚ビザ申請まとめ
フィリピンで結婚ビザ申請を代行業者に頼もうとしたら10万以上かかります。
実際にイミグレーションの中には代行業者が何冊もパスポートを抱えて申請を行っていました。
今回、初めてイミグレーションで結婚ビザの申請をしたのですが、あっけないくらい簡単でした。
ハッキリ言ってこれに10万以上出すのは無駄だと思います。
本当に簡単なので是非、チャレンジしてみてください(^^)