みなさん、こんにちは。 フィリピンの魅力発信ユーチューバーのゆうた(@e_yuuu_)です。
HIKARIちゃん
ゆうた
その大事そうに運ばれている鶏のほとんどは、「サボン」と呼ばれる闘鶏のための鶏です。
日本にもパチンコや競馬などのギャンブルがあるように、ここフィリピンではサボンという闘鶏のギャンブルが大人気。
フィリピンにはカジノもありますが、庶民のギャンブルと言えばこのサボン。
フィリピン旅行で訪れた観光客でも見学することができるので、旅の思い出に見に行くこともできますよ(^^)
この記事では、サボンを体験した僕がサボンについてご紹介します!
サボン(闘鶏)とは?
サボン(闘鶏)は鶏を闘技場内で1対1で闘わせて、どちらの鶏が勝つかを予想するギャンブルです。
日本でも闘鶏は行われていますが、ギャンブルは禁止されています。
ちなみにこのサボンという言葉はタガログ語で、英語ではチキンファイトと言います。
サボンが行われる闘技場のことをコックピットと言い、サボンに熱中している客(ほぼ男性)で埋め尽くされます。
フィリピンの闘鶏は日本で行われる闘鶏と少し違い、鶏の足に小型のナイフを装着させて闘わせるので、負けてしまった鶏はその日のうちに食肉になってしまいます。
フィリピンの首都マニラでは、闘鶏の国際的な大会が毎年行われており、アメリカをはじめ各国から参加をしています。
サボン(闘鶏)のルールとは?
サボン(闘鶏)のルールはいたってシンプルで、どちらの鶏が勝つかを予想するだけです。
- MERON(タガログ語であるという意味)
- WALA(タガログ語でないという意味)
このどちらの鶏が勝つかを予想するだけです。
ちなみにこのMERONやWALAはボクシングなどの格闘技でいうところの赤コーナーや青コーナーみたいなものです。
勝敗は殺すか殺されるかなので、負ければ「死」が待っています。
たまにドローということもあるそうです。
試合前に鶏の闘志を高めておくので、闘いが始まれば20秒くらいで勝敗が決します
。 掛けた鶏が勝てば掛け金の2倍、負ければ掛け金を没収、ドローは掛け金に変化はありません。
サボン(闘鶏)は誰とお金を掛けるの?
サボン(闘鶏)でお金を掛ける場合は、闘技場内にいる客同士でお金を賭けます。
掛け金はその闘技場やトーナメントの賞金にもよりますが、基本的に客同士の合意の上で掛け金が決まります。
実際に闘技場ではおじさん達(客)が大きな声を出して賭け相手を探し、手のサインで金額を決めていました。
掛け金は100ペソから1,000ペソで行うことがほとんどのようですが、たまには高額なレートで賭けているジャンキーもいるそうです。
試合が始まる前までにどちらの鶏にいくら賭けるのかを取り決め、試合後にお金のやり取りを行います。
このとき賭け相手の顔と賭けた内容をきちんと覚えておく必要があるので注意しましょう。
いつもは記憶力があまりないフィリピン人でも、このときは超人的な記憶力を発揮して相手の顔と賭け内容を覚えているので驚かされますw
1日の給料が500ペソ未満のフィリピン人がこのギャンブルにまさに命を賭けて勝負する姿には圧倒されます。
一文無しになったら生活どうしてるんだろ?(汗)
観光客でもサボン(闘鶏)でギャンブルできるのか?
フィリピンに訪れている観光客でもサボン(闘鶏)でギャンブルを行うことはできます。
闘技場に入るときに入場料がかかるだけで、誰でも入場可能です。
入場後は客同士で勝つ鳥の予想と掛け金を決めるだけなので、観光客でもギャンブルすることができます。
ただし、自分で賭けた相手の顔と内容を覚えておかなくてはいけないのでハードルは高いかもしれません。
周りもほとんどフィリピン人ですし、ギャンブル場ということでケンカなどの揉め事がおこることもしばしば。
できれば、ガイドができるフィリピン人やフィリピンに滞在歴が長い日本人と一緒に行くことをおススメします。
サボン(闘鶏)に行くときの注意点とは?
もしもサボン(闘鶏)に行く機会があるときは注意しておくべきことがあります。
賭けないのであれば人と目を合わせないようにする
ギャンブルをしないときはできるだけ人と目を合わせないようにしましょう。
目が合うと賭ける意思があると思われる可能性があります。
また、手ぶりで掛け金を決めているので、ギャンブルをしないときは手ぶりの真似もしないようにしましょう。
スリなどに注意する
周りはほとんどフィリピン人なので、外国人はとても珍しいです。
闘技場内は人が多く、狙われやすいので貴重品には十分注意する必要があります。
フィリピンのローカル雰囲気が味わえるサボン
フィリピンのサボンは庶民のギャンブルなので、カジノとは違った雰囲気を楽しめます。
フィリピンのローカルを味わいたい方にはおススメです(^^)
ただし、初めてフィリピンを訪れた観光客が簡単に行ける場所ではないので気をつけましょう。
カジノのギャンブルに飽きた人には、いろんな意味でスリルが味わえるサボンは合うかもしれませんねw