みなさん、こんにちは。
フィリピンの魅力発信ユーチューバーのゆうた(@e_yuuu_)です。
2019年10月にフィリピンのケソンシティで第4回フィリピン全国剣道大会が行われました。
今回初めてこの大会の審判として参加させて頂き、たくさんのフィリピン人剣士や現地で指導をされている日本人剣士の方々と交流をすることができました。
この記事では、僕がこのフィリピン全国剣道大会で得たフィリピンの剣道情報についてお伝えします。
フィリピン(海外)の剣道情報が知りたい方やフィリピン人剣士に興味のある方、またはフィリピンへ英語留学を考えている剣道経験者の方は是非最後までご覧ください(^^♪
フィリピンにはフィリピン剣道連盟がある
フィリピンには現地のフィリピン人で構成されているフィリピン剣道連盟があります。
これは日本で言う全日本剣道連盟と同じで、フィリピン人が運営し、フィリピン人が管理している正式な連盟です。
まだ、発足して4年ではありますが、フィリピン国内のほとんどの剣道クラブが所属しています。
僕が参加した第4回フィリピン全国剣道大会もこのフィリピン剣道連盟が主催しています。
2020年4月現在、FIK「国際剣道連盟」への加盟に向けて準備中です。
早ければ次の大会、2021年のフランス大会ではフィリピンのナショナルチームが参加しているかもしれませんね。
第4回フィリピン全国剣道大会
冒頭にお話しましたが、今回初めて審判として大会に参加させて頂きました。
正直、この大会に参加する前まではフィリピンで剣道している人なんて少ないだろうし、レベルも期待していませんでした。
しかし、実際に自分の目で見てみたら想像以上の剣道人口とレベルの高さにビックリ!!
剣道人口は日本人を入れても100人くらいだろうと考えていましたが、フィリピン国内の剣道人口は300人以上いると思われます。
剣道レベルに関してはこの動画をご覧ください!!
フィリピン剣道大会の試合概要
大会は2日間に分けて行われ、男子団体、女子団体、男子個人、女子個人の試合が行われました。
男子団体戦は3人制の無段者の部(フィリピン人のみ)と5人制の有段者の部(日本人も参加可能)、女子団体戦は3人制(フィリピン人のみ)でした。
フィリピン剣道大会の参加クラブ
第4回フィリピン全国剣道大会に参加したクラブは、
- マニラ剣道クラブ(マニラ)
- IGA剣道クラブ(マニラ)
- セブ剣道クラブ(セブ)
- ダバオ剣道クラブ(ダバオ)
- ドゥマゲッティ剣道クラブ(ドゥマゲッティ)
- ネグロス剣道クラブ(バコルド)
の計6チームでした。
この他にも今回は不参加でしたが、イロイロ剣道クラブもあるそうです。
フィリピン剣道大会の感想
今回初めてフィリピンの剣道大会に参加し、フィリピンの剣道レベルの高さに驚きました。
その中でもマニラの2つのチームは、クラブで一緒に稽古をする日本人が多いこともあるおかげか他のクラブに比べて全体的に力があるなと感じました。
もちろん他のクラブにも目を見張るような素晴らしい選手がいました。
今後このフィリピン人剣士たちの中からナショナルチームを作り、世界剣道選手権大会に出ると考えるとなんだかワクワクします。
組み合わせによっては初参加で初戦突破も夢じゃないかも(^^)
今後まだまだフィリピンの剣道レベルが高くなる可能性あり!
今回フィリピン全国剣道大会に参加してみて、今後は更にフィリピンの剣道レベルが高くなる可能性を感じました。
その理由は大きく2つあります。
フィリピンには栄光武道具の剣道具工場がある
フィリピンには2018年に韓国で行われた世界剣道選手権大会で日本代表のチーム胴を製作したあの栄光武道具のフィリピン工場があります。
栄光武道具といえば、社長が剣道7段を保有しているだけでなくスタッフのほとんどが剣道をしていることで有名です。
実際にフィリピン全国剣道大会のときも日本から栄光武道具の専務(剣道7段)が審判のお手伝いにいらっしゃっていました。
お話を伺ったところ、定期的に日本から工場に来ているそうで、そのときはタイミングが合えばマニラの剣道クラブで行われる稽古に参加されているそうです。
この栄光武道具の工場がフィリピンにあるということは、今後フィリピンの剣道レベルが向上する要因の1つになると考えられます。
フィリピンにはフィリピン武術がある
フィリピンにはアーニス(カリ又はエスクリマとも言われます、全て同じ意味です)というフィリピン武術があります。
この武術はフィリピンの国技で、バストンと呼ばれる棒を両手又は片手に持って戦います。
スペイン統治時代のフェンシングの影響を受け、実践的な武術として人気があり、フィリピンの特殊部隊だけでなく、アメリカの警察などでも採用されているそうです。
武術に慣れているフィリピンの人だからこそ、剣道の飲み込みが早く、上達速度も比較的早い理由の1つだと思います。
フィリピンの剣道も?海外剣士に共通することとは?
フィリピンの剣道が今後更に強くなる要因を2つ挙げましたが、これ以外にも世界の海外剣士に共通する強くなる理由がります。
それは、
剣道が好きだということ
です。
剣道を始める環境は日本と海外とでは大きく異なります。
日本では町道場などで幼少から始めることができて、中学生以降は部活動があります。
しかし、海外では剣道を始める環境がどこにでもあるわけではなく、ほとんどの方が大人になってから始める方が多いです。
大人になって好きで始めた剣道。
好きこそものの上手なれ、ということですね(^^♪
フィリピンでの剣道情報まとめ
今回フィリピン全国剣道大会で得たフィリピンの剣道情報をまとめると、
- フィリピンにはフィリピン剣道連盟がある
- フィリピンのフィリピン人剣道人口は300人以上いると思われる
- フィリピンの剣道レベルは高い
- フィリピン各都市に剣道クラブがある
- 近い将来、世界剣道選手権大会に参加する可能性大
ほとんどの剣道クラブで稽古に参加することが可能です。
それぞれの各地の道場に稽古に行ってきましたので、今後、各道場ごとに情報をまとめて別記事にて紹介します。(執筆後にリンク貼ります)
海外で剣道をしてみたい方、駐在でフィリピン行が決まった剣道経験のある方、英語留学を計画している剣道経験のある方はフィリピンの剣道クラブを訪れてみてはいかがでしょうか?
昔剣道をしていてフィリピンへ駐在や留学をきっかけに剣道をまた始める方もいらっしゃいます。
現地で剣道で汗を流しながら、フィリピン人剣士と交流することによって英語も学ぶことができますよ(^^♪
もしも、フィリピンの剣道クラブに行ってみたいという方がいらっしゃいましたら、ツイッターやインスタから気軽にご連絡下さい。
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今後も情報を定期的に更新していきます!
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